2025
11.11

パイン畑の石積み/石垣島

パイナップル, 八重山, 八重山の台湾人, 台湾, 未分類

台湾出身者が開墾

 石垣島登野城(とのしろ)嵩田(たけだ)地区には、戦後、台湾出身者がパインを栽培するために開墾した場所があり、その痕跡として石積みが残されています。この場所ではすでに農業は行われておらず、長くジャングルのようになっていましたが、生い茂った草木や伸び放題になった樹木を除去する作業が2025年5月18日に初めて行われ(動画あり)、8月24日に2回目、11月9日に3回目の作業が行われました。

広さは65m×25m、それ以上?

 作業を呼び掛けたのは、八重山台湾親善交流協会(石堂徳一会長)と琉球華僑総会八重山分会(多宇良三分会長)です。11月9日の作業には、石垣市教育委員会文化財・市史編集課の職員5人を含む15人が参加しました。この日の作業は、石積み3本、階段1カ所、排水路1本が確認されている場所で実施しました。スマートフォンの計測アプリを使った簡易的な計測では、この場所は長さ約65メートル、幅約25メートルのひろさがあります。また、作業を行った場所以外に、長さ約45メートルの排水路なども確認されています。

かつてはさらに広く

 多宇会長は幼少のころ、この周辺で暮らしていたそうです。多宇会長によると、現在石積みが残されている場所の北側にもパイン畑が広がっていましたが、名蔵ダムの整備に伴う作業員用施設の整備によって崩された可能性があるといいます。沖縄県のホームページ(HP)によると、同ダムの整備は、1983年11月に付替道路の工事に着手し、1999年1月に完成しました。この間に、パイン畑跡の一部で別の整備事業が行われ、石積みも過去のものとなったのかもしれません。
 作業はさらに1回行うことになっており、来年実施の予定です。

 多宇会長に石積みをご案内いただいた時の様子はこちら

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