2024
10.09
10.09
ジャングルに分け入ると、石積みがあった

2024年9月19日午前に松田良孝撮影
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戦後、ジャングルが広がる石垣島の山岳部に入植した台湾出身者たち。樹々を伐採し、地面から掘り返して畑にしようとすると、無数の石が出てくる。その石を積んで斜面に土留めをし、テラス状の段々畑にしてパインを植えたり、階段のように積んで歩きやすいようにしたりした開拓地の遺構がある。
沖縄県最高峰の於茂登岳(標高526メートル、おもとだけ)は石垣島にある。その南麓に位置する嵩田(たけだ)地区に、石積みがある。台湾出身者は自ら開墾した農地でパイナップルなどを栽培してきた。石積みは、その暮らしを伝える遺構である。
(石積みへは、琉球華僑総会八重山分会の多宇良三会長にご案内いただきました)
名蔵集落方面から名蔵ダムのほうへ向かい、嵩田公民館のところで右に入ると、共同墓地「眺名園」がある。その北側に下りの斜面があり、石積みが広がっている。
↓嵩田公民館の位置


